新・幕末純情伝 2016

つかこうへいが亡くなって7年目(7回忌)の追悼公演として「新・幕末純情伝」をやるというので見に行ってきました。
仕事忙しい忙しい言う割に、平日の夜は空いていたりするのでね(忙しいのは事実だww)。
しかし私も、つか舞台好きだよね、なんだかんだで。

見ようと思ったのは、坂本龍馬役がノンスタイルの石田だったから、です(笑)。

具体的には

彼は漫才でもかなりの早口でしゃべってるから、あの早口ならつか舞台通用するんじゃねーかって思ったこと、けど、彼の骨密度でつか舞台に耐えられるんだろうかと思ったこと(爆)の2点が決定打となりました。

演出は、岡村俊一。当初はあまり好きな演出ではなかったのですが、つかちゃんが亡くなってから「自分が引き継がなくては」と思ったのか、「広島に原爆を落とす日」もそうだったけど、今回もかなりつか演出に忠実だったと思いました。お蔭で好きになりそうだもん(笑)。

で、舞台。

客席がおっさんばっかwww

名古屋のAKB(すいません、正式名称知らん)だった松井玲奈ちゃんがヒロイン役だからだろうなぁ、男の割合のが多かったぞ。

ストーリーはまあ、前回見た新・幕末純情伝と一緒です(手抜き)。

自分が見たかった石田は、結構頑張ってました。セリフも噛んでたけどたまにw(ペニシリンを噛むww)。

でもね、最後の「日本とは女のことぜよ、男と女が・・・」ってセリフで泣けてしまった。石田に泣かされると思わなかった、くそー(笑)。

松井ちゃんも、なかなか声が通るし、ただの絶叫系ではなかった(キンキンしない声)ので、もっともっとつか劇団に揉まれて欲しいなーと思いました。乳だけじゃなくてな(笑)(←というか、あそこは揉ませるところを見せなきゃダメだよ…失礼しました)

以蔵役の早乙女君がやたら殺陣が上手い!と思ったら、この子早乙女太一の弟だったんだね。さすが大衆演劇を幼少時から仕込まれてる身のこなし!すばらしい!
もうね、鯉口の切り方から全然違う!と思いました。

今はテレビで時代劇ほとんどなくなっちゃって、斬られ役や殺陣が出来る人が減っていると聞いたので、こういう子がいるのは嬉しいです。

しかし、見終わってどっと疲れました。

セリフ聞き取るのに集中してたのもありますけど、つか舞台見ると疲れます。そのくらいエネルギーが劇場に充満するんで。

年取ったせいで、疲れ方が半端ないww

20年前(自分が、つか劇団を見始めた頃)とは体力が違うなーと(当たり前だ)思いました。

結論

見に行って良かったです。てか、もう一回前の方で見たいわ。

余談
客席に山崎銀之丞さん(5年前見た、新・幕末純情伝で土方役をやった)が来ていて、舞台中になぜか紹介されていました(笑)。

20年くらい前、「ロマンス」という舞台を紀伊国屋ホールに見に来た時、ロビーでカッコ良くタバコ吸ってた銀ちゃん(この時もお客さんとして来ていた)に、また生で会えるとは思いませんでした!!

帰宅後

出演者の黒川恭佑くんにTwitterで「今日見に行きました」と呟いたらお返事をもらえた!

冗談抜きに、彼が新人としてつか劇団入ったときからずっと見てるんだよなぁ~(正確には3期生から見ていると思う。黒川くんは5期生)。 

体力的にめっちゃキツイと思うけれど、身体メンテしながらずっとつか舞台に立ち続けて欲しいと思う役者さんです。

また北とぴあ行きたくなったなぁ(笑)。

カテゴリ:実は芝居好き