昨年末、義父ちゃんが86歳で亡くなりまして、彼の生まれ故郷である広島へ行くことになりました。
お察しの方もいるかもしれませんが、義父ちゃんは爆心地から1.4キロの場所で被ばくしています。まだ元気な時、一緒に原爆資料館行って、自分が被ばくした場所の地図撫でて泣いてたな。怖かったんだろうね。
しかし、その割にゃずっと元気で(当時は建物の中にいたからみたいです。近距離で被ばくしてるのに長生きしてるんだと、何故か自慢しておりました)それよりも暴飲暴食で脳梗塞になったりしてた義父ちゃんでした。
被ばくした方が亡くなると、名簿に名前が書きくわえられて平和公園?に納められるんですが、そのため旦那と私は遺族として広島市から式典に招待され、せっかくだから行こう!ということになりました。
TVも、8/6に日付が変わったとたん、NHKニュースは「原爆の日」を伝えるものが多く、関東に住んでいる自分には、その辺が結構な驚きでした。(関東じゃ、そんなに何度もやらない)
今でも学校でずっと平和教育(体験談を聞いたり、平和資料館を訪れたり)をしていること、そんなことも驚きでした。
前日町中で中学生が平和を訴える募金活動?をしていたのにも驚きました。
それが広島の人たちには当たり前なんでしょう、当日は式典が8時からなのに7時にはもう公園へ向かう人たちでいっぱい。
修学旅行生はまだ分かるんだが、一般の人たち(若い人が多い)が普通にそういう式典へ行くっていうのがね、ぶっちゃけ終戦の日に靖国へ行こうとは思わない(すみません)自分には、一番の驚きでした。
広島の人たちの、平和を思う気持ちは他の日本人よりずっと強いんだろうなぁって思いました。
そんな雰囲気に、私も毎年平和を祈らなきゃなぁと思いました。好き勝手なことブログにこうして書けるのも平和があるからこそだもんねぇ。
その他、印象に残ったのは広島市長、県知事、安倍ちゃん(総理大臣ね)の式辞やあいさつの中に、全員が「オバマ大統領がアメリカの現役大統領として初めてこの地を訪れ・・・」のようなことを言っていたこと。
アメリカ大統領を引っぱり出せたことは、相当大きなことなんでしょうね(まあね、落っことした張本人だし)。
式典終了後資料館に、オバマ大統領が折ったっていう折鶴を見に行こうと思ったのですが、おそらく1年で一番入場者数が多いであろうくらい行列していたので断念。
ちなみに、オバマさんが来たせいか、その後の資料館の入場者数が4割増えたそうです。
自分も含めて、一過性のブーム?で終わらずにずっと平和を祈らなきゃな、と改めて感じました。
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