久しぶりに一跡二跳(いっせきにちょう)の舞台を見てきました。
最近は、どうもハデでエンターテイナーっぽい舞台が流行ってはいるけれど、それはそれとして、あたしはやっぱり「社会の問題」を鋭く指摘する、テーマのある舞台が好きである。
今回見た一跡二跳はまさにそれで、特にハデでもないが(笑)演技と大声?で勝負してくる、この劇団が大好きである。
きっかけは、ここの座付き作家&演出の古城十忍(こじょうとしのぶ)氏の脚本を、以前いたアマ劇団でやったから(笑)。当日は、ここの制作スタッフの方も見に来てくださいました(プロに見てもらうなんざ恥ずかしいが)。
それ以来、一跡二跳のだいたいの作品は見ているつもりである(笑)。
なぜそこまで好きなのか?
・・・それは、以前いた劇団の先輩(でもタメ(笑))のお言葉?である。
「人が死なない芝居で感動させなきゃダメなんだよ」
それを聞いて以来、舞台において、人の死は感動の最大の要素なんである、とあたしも思うようになった(だから、ドラマでもセカチュー?だとかイマアイとか大ヒットしたんでしょう)。
確かに、泣けて感動する舞台って誰かしら死ぬよな(爆)。もしくはすでに死んでる(幽霊として出てきたり。映画のゴーストみたいな感じ?)事もある。
一跡二跳はそうじゃないのだ。
もちろん、人の死を扱う舞台もあった(葬儀屋の話もあるしな)。けど、一跡二跳はそれを感動させるネタには決してしていない(と思う)。
なのに泣けるのよ。
今日見た「嘘族」も泣けた。いいウラギリですよ、ホント。
そういう意味で、一跡二跳はもっとメジャーになってもいいのになと思う(普通の舞台に比べて安いし)。
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