さよならシアタートップス 最後の文化祭

実は芝居好き

またしても、名劇場が消えていきます。
新宿にある小さな小さな劇場「シアタートップス」が今月限りで閉館です。そこで「さよならシアタートップス最後の文化祭」と題して、日替わりでいろいろな劇団がオムニバス形式の芝居をやるというので、見に行ってきました。

シアタートップス


今日24日は「一跡二跳」「ラッパ屋」「泪目銀座」の3劇団。「一跡二跳」は先日解散し、現在はGaiaDaysFunctionBandと名を変え、プロデュース劇団に変わったのですが、この期間だけ限定復活でした。ナミギン(「泪目銀座」)も活動休止中、「ラッパ屋」は年に1回しか公演打たない。いま、こういう劇団てもう流行らないんでしょうか・・・。みんな大好きな劇団なのになぁ。

TOPSでは、いろいろな劇団を見ました。
特に「一跡二跳」「ラッパ屋」は良く見ており、「一跡二跳」のアジアンエイリアンと「ラッパ屋」の阿呆浪士はサイコーでした。今でも、あと5回くらいは観たいと思っています。劇場がなくなる今、もうかなわぬ夢なのでしょうが。

とまあ、解散しちゃったり活動してなかったりの劇団が限定であれ復活するのですから、チケットは相当取りにくかったです。
e+の先行抽選に申し込みましたがハズレたし、一般発売のときはすっかり忘れていたくらいです(バカ)。もちろんその後全プレイガイドをチェックしましたが全部売り切れ。
というわけで、出演劇団の制作の方にお願いしたところ、チケット用意していただくことが出来、本日無事観劇できました!ああ、ありがたやありがたや。

以下、チョイネタバレ。

いつもは緞帳幕なんかないTOPSですが、今日は映写幕?代わりの幕があって、そこにこれまでのTOPSの歴史とか、劇団の演目とか、チラシなんかが映し出され、劇団入れ替わりの間も楽しめるようになってました。

以下、上演順に
「一跡二跳」誰も見たことのない場所
自殺、闇金がテーマ。台詞のほとんどが、「一跡二跳」時代の主役級の三人しかしゃべらなかったのが残念でした。あと、こういうテーマは1劇団の持ち時間30分じゃ無理だなーと。
闇金、サラ金で地獄を見た人たちが集まったグループホーム?みたいなところで焼肉食べながらビールを飲みつつ話が進む。語る内容は深刻だけど、奥村さんのひょうひょうとした役柄と、ビール片手にというそのギャップがいっそう深刻に感じました。
ホントに鉄板用意して肉焼いて食べてるので、いい匂いが(笑)。
一跡二跳は、TOPSで2トンの水を流したり、砂を出したり、火を使って料理したり、いろいろ面白いことやってくれました。最後?は焼肉か~!いいねそういうの。

「泪目銀座」中村トーイズ
満月の夜におもちゃ会社トップスが倒産(笑)。そこに勤めていたおかやまはじめさん、村田雄浩さんがヤケ酒を飲もうと、外で飲んで帰ってきたら、村田雄浩さんが娘ユイちゃんのために作った人形のおもちゃたちが動き回ってた!というお話し。会社倒産を奥さんに伝えると奥さんは離婚すると言いだす始末。そしておもちゃたちに相談したりと、最後はハートウォーミングな結末に。

おかやまさん、相変わらずホントに面白い!ラッパ屋所属なのにナミギンにも出てます(笑)。
その他おもちゃ役の菊池さんとか、元ゴーバンズの森若さん(メイド服が似合ってました)みんな面白い!
あ、サプライズ出演で川平慈英さんもおもちゃ役で出てます!一言もしゃべりませんが、面白いです(笑)。

「ラッパ屋」村田さん
万年ヒラ(だったかな?)の村田さんが(ナミギンの村田さんじゃないですよ(笑))突然死。その通夜がクリスマスイブ。葬儀に来た社員は6人(香典の数)。とてもじゃないが寂しいお葬式で、受付に借り出された課員2名と課長は少々時間をもてあまし気味。村田さんの未亡人ですら、主人が亡くなったことより葬式が寂しいことに泣いている有様。

そこへいかにも愛人風な女性が通夜へやってくる。
受付に借り出された課員2名と課長、村田さんの息子は色めき立ち(笑)平凡な人生の村田さんの裏の顔?を聞き出そうとするが・・・という話でした。
鈴木聡演出はいいねやっぱり。面白いです(笑)。
ナミギンの舞台におかやまさんが出ていたので、なんつーか2本ラッパ屋を見た感じがするんですが(笑)こっちも面白かったですよー。
ちなみにラッパ屋はダブル・トリプルキャストで、本日は
俵木さん、熊川さん、岩本さん、中野さん、三鴨ちゃん、岩橋さんが出てました。
愛人役岩橋さん、美人だったです。清楚な愛人でした(笑)。
別の日で三鴨ちゃんが愛人役をやってるそうですが、これも観たいな(笑)。しかし三鴨ちゃん、ふけたなー(爆)。まあ私も一緒にふけましたけどね。

こういう小さな、役者の視線がナマで飛んでくるような、息遣いが聞こえるような劇場がなくなってしまうのはホント残念です。

ミュージカルばりにピンマイクつけて、間も呼吸も取れないけど名前だけは知られている芸能人を主役にしてやるでかい劇場よりも、こういう芸達者な役者さんたちを間近に見られる劇場のほうがずっと好きなんだがなー。もうこういう劇場は古いのかな。

ベニサン・ピットもなくなったし、TOPSもなくなる。次はサンシャイン劇場建て替えとかシモキタ閉館とか(以前閉館の憂き目に遭ったよなここ)言わんで欲しいな、ホント。小劇場は大事よ!!

しかし、ダンナ曰く、カクスコも復活したらよかったのにな、と(私もそう思う!!)。

カクスコ かむばっく~!!

コメント

  1. […] 前回観た、さよならシアタートップス以来の、大笑いした舞台でした。 […]

  2. kemi より:

    下北いいですね!
    私が好きだったのはファンタジー色全開の「キャラメルボックス」とアングラど真ん中の「新宿梁山泊」でした(爆)
    梁山泊のテント公演は本当によかったです!

    • zuma より:

      >>kemiさん
      ほほほ、キャラメルお好きなのですかー!!
      今はどうだか知りませんが、15年くらい前のファンタジーファンタジーしてたキャラメルなら何度か見ましたよー。(やってた劇団にキャラメル大ファンの劇団員がいてね~)。
      下北も劇場方面はさびれちゃって、寂しいですね。
      どうでもいいですが、下北に「アンゼリカ」というパン屋さんがあって、いつも行くとそこでパン大量に買い込みますよ(笑)。私が「この店のカレーパンは日本一おいしい」と思ってるお店です(有名な店なのに狭くていつも大混雑してます)。

  3. kemi より:

    20代の頃、小劇場の芝居にはまって見に行ってました。
    役者の汗や息遣いが見て取れる小劇場の芝居をはじめて見た時の衝撃は忘れられないです。
    今時って「きれい」さを追求する傾向があるから逆に役者の汗や荒い息遣いが見えない方が好まれるのかな・・・。

    先日の「情熱大陸」で堺雅人が、自分の演技の事を「計算型」?みたいに言ってて「憑依型」の役者に憧れると言っていたのが受けました(笑)

    • zuma より:

      >>kemiさん
      >今時って「きれい」さを追求する傾向があるから
      あーわかる気がします!衣装も照明も舞台もみんなキレイで豪華なのが増えましたね、確かに。そうしないと下手な演技をごまかしきれない?(笑)
      kemiさんが小劇場ハマってたとはー。ヒマなとき下北でもいきましょー。

      ガラスの仮面でいうと、憑依型はマヤちゃんで計算型が亜弓さんだと思います。憑依型にあこがれるのは分かりますね~(笑)。

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