根性なしの名古屋帯その後 1−作り帯完成―

で、結局・・・・
切っちゃいました、帯ちょっきん(笑)。意外に柔らかかった(笑)。
先日、オークションで買ったアンティーク帯が短くて重くて根性がない(ハリがない)ため、どーにもお太鼓が結びにくい(というか、いくらキツく巻いても崩れてしまう)。どうしたもんかと考えた選択肢が
結帯具」を使うか「作り帯」にしてしまうか。
で、結帯具を使ってみようと考え、いってんShop 装栄社さんに問い合わせたところ、画像付きの説明文まで送っていただき、大変丁寧に使い方を教えていただいたのですが、結局は背中で結ばなきゃいけないということのようで使用を断念。(背中でごちゃごちゃできるならたぶん結帯具使わなくてもできると思う)

というか結帯具代を帯代にプラスしたらもっといい帯が買えたはずだから、新たになんか買うのが悔しい(笑)というのもあって、あるもので何とかしようという方向に。
そういうわけでいろんなサイトを参考にした結果
作り帯完成!


こんな作り帯が完成!

参考にしたのは

  • よしえ流着物教室さんの「付け帯(作り帯)の作り方」
  • 銀杏太郎さんの「締めるのが簡単!作り帯」
  • 玉川屋呉服店さんの「付け帯のご案内」
    などです。(3つ目は着用方法ですけど、完成品を参考にした)

    で、ちくちく見よう見まねで手縫い。どうせ見えないところだからと多少のエラー(笑)は見なかったフリをする。縫いにくいところは、先に「タッチボンド」という、だいたいどんな布でもくっつけてしまうというCMでおなじみの商品で貼り付けて・・・・付かない(笑)。このボンド、天然素材(綿とか革とか)は強力にくっつけるくせに、人工素材(ポリエステルとかナイロンとか)にはとんと弱い。ナイロン100%なんて絶対くっつかない!というわけでこの帯人絹(ポリ)だからくっつかないんですね。その代わり、中の帯芯(綿)には強力にくっついた。好き嫌いありすぎこのボンド。

    まあとりあえず仮止めみたいな感じでボンドを使いつつ縫う。結局3時間くらいで完成!

    早速装着してみたのだが・・・・ホントに根性ねぇなぁこの帯は!!)`ε´(
    帯枕が人絹でつるつる滑ってしまい、お太鼓の大きさがすぐ崩れてしまうんですよ。
    しゃあないなぁと考えつつ、帯に根性を持たせる(=ハリを出す)方法を考え出しました。

    ということで続きはまた明日(笑)。

  • カテゴリ:帯を作る直す
    タグ: