大銀杏(イチョウ)折れる

昨日(9日)はみぞれで風が強く、寒かったですが・・・鎌倉の鶴岡八幡宮の有名な大銀杏が折れてしまったそうです。

鎌倉市の鶴岡八幡宮境内にある大銀杏(イチョウ)が10日、倒壊した。強風の影響とみられる。県天然記念物にも指定されているご神木の倒壊に、同八幡宮も落胆していた。

同八幡宮によると、同日午前4時40分ごろ、警備員が大きな音に気付き、倒壊を確認した。開門前だったため、けが人はなかった。

大銀杏は、樹齢1千年余とされ、高さ約30メートル、幹回り約6・8メートル。鎌倉幕府3代将軍・源実朝を暗殺する際、おいの公暁が身を隠した伝承も残る。

同八幡宮は「大変残念でならない。今後のことは専門家の意見も聞いて決めたい」としている。

3月10日12時0分配信 カナロコ

昨年の12/7に着物で鎌倉オフで鶴岡八幡宮へも行き、このときは銀杏が黄色く色づいてて綺麗だったんですが・・・最後の紅葉が見られてラッキーだったのかな。

☆12/7に行ったときの大銀杏
大銀杏
人メインですが(笑)こんな遠くからでも分かるくらい大きいんだと分かっていただければ(一緒に行ったお友達のブログにちゃんとした写真あります)。

☆折れて倒壊してしまった大銀杏
倒壊した鶴岡八幡宮の大銀杏
倒木というより倒壊のほうが正しいくらい大きかったから・・・・。

もう修復不可能のようですが、時として人間の知識ではありえないことがおきますから、また小さな芽が出たりしないかな。

===追記2010.3.14===

鎌倉市の鶴岡八幡宮で倒壊した大銀杏(おおいちょう)について、再生の指導に当たる東京農大の浜野周泰教授(造園樹木学)が13日、会見した。大銀杏の再生の可能性について、気象状況が良ければとの条件付きで「恐らく90%の確率で根付くだろう」と述べた。

 倒壊した大銀杏は、この日の作業で根元から4メートル付近で切断された。移植再生は切断されたうちの下部が使われ、今後殺菌消毒を施し、早ければ14日にも元あった場所の西側に植え直す見通しという。

 上部を切断した理由について、浜野教授は倒壊で大銀杏の根が大きなダメージを受けたことを指摘。「上部の枝が多いと今の根では十分に水分・養分を供給できない。消費の部分を極端に落とし、根の負担軽減を図った」と説明した。

 再生の可能性を90%としたことについては、「今後、高温や乾燥の日が続くと確率は落ちてくる。予断は許さない。湿度が高く曇り空で、なるべく風が吹かない天候を祈る」とした。倒壊が気温の低い冬場だったことも、再生には好条件だったという。

 また、新しい芽を使った後継樹の育成については、「もうすでに、(土中の根に)新しい茎・枝に相当する部分がある。今後発芽してくれれば、そのまま新しい個体として生育するだろう。新しい芽は数本を生育させ、状態の良いものを(10年前後の期間を見ながら)後継樹として選びたい」とした。

 会見には、八幡宮の国生護衛総務部長も同席。切断した上部は、保存・調査・研究に役立てるとしたが、「ご神木なので、原則として外に出すことはない」とした。また、県自然環境保全センター(厚木市)に枝を運び、挿し木400鉢の生育に着手したことも明らかにした。

カテゴリ:デキゴト2010
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