和裁に無知だけど羽織の裄出しをしてみる その2

その1はこちら。
☆あくまでも自己流でやってますんで、苦情等は受け付けませんぜ(笑)。

7.羽織って、袖が身頃に重なるので、袖側に重ねる位置に印(赤い点)をつけます
羽織の裄出し

8.印に合わせながら袖を身頃に重ねてしつけ
羽織の裄出し
重ねて待ち針を打ちます

羽織りの裄出し
こうすると、袖縫い代のしつけ、身頃縫い代のしつけ、重ね合わせるためのしつけ、3本になります。

9.裏返して、袖縫い代のしつけを取り、身頃縫い代(2枚)と袖縫い代(1枚)を縫います。ここは縫い目が表に出ません。
羽織りの裄出し
☆ここが自己流です。普通こんなことしません。なんでこんなことするかっつーと、手順10で身頃と袖を縫い合わせるための「くけ縫い」など、和裁関連ができないので、袖の裏から波縫いしやすいようにするためです。

10.袖の縫い代を広げて、アイロンで折ったところから-1mm~0.5mmくらいの位置を細かく波縫いで縫う。いちおう表から縫い目は見えませんが、袖を引っ張ると見えるので(笑)細かく縫いましょう。
裄出し

11.縫い終わったら羽裏も縫い合わせましょう。

12.表に戻してアイロンをかけて整えましょう。出来上がりです!

私は着物の裄が67.5cmがベストなので羽織は68cmくらいが望ましいだろうと思うのですが、着てみて下から着物や襦袢が覗かなかったので合格!としました(笑)。
羽織りの裄 直した結果
だいたい、くるぶしのあたりに袖が来ていればいいんですよね。着物丸出し(下写真)だったのがウソのようです(笑)。
裄出し前の右側

こんな調子で、オリンピック期間中は裄が短い羽織と道行あわせて4枚裄出ししました。無謀にも「絞り」の羽織にも挑みましたが、かえって絞りのポコポコがアラを目立たせなくなっていて、いい感じに裄出しできました(笑)。

いま5枚目を片方だけやって、また止まってます(笑)。こうも手作りの神はすぐいなくなってしまうものか・・・・。

カテゴリ:着物を直す